複業・副業コラム

Webマーケターを業務委託(フリーランス・複業)で採用する際のポイント

2023.10.20



Webマーケターの市況観

Webマーケターの分類

Webマーケターとは、企業におけるマーケティング活動のうちWeb上(オンライン)で行われるものを専門として担当する職種になります
Web広告・オウンドメディア・SNS・CRMなど領域は多岐にわたっており、それらの総称として「Webマーケター」という言葉が使われています。
そういったWebマーケターの採用はその他の職種と比べると難しいと言われています。
 

Webマーケターは業務委託(フリーランス)として稼働している場合もある

Webマーケターは業務の傾向から、フリーランスとして独立し、個人代理店のような形で活動されている方も多いです。
スキルレベルが高い人材ほど、多くのクライアントを担当したり、一つの業務に掛ける時間の効率が高くなるので、フリーランスとして活動するメリットが大きくなるからです。
そういったプロの人材を採用する難易度は高く、プラットフォームや人材の紹介を中心に行うサービスを頼ったり、SNSなどを中心としたソーシャルリクルーティングが中心的な採用手法になっています。

Webマーケターの採用が難しい理由

Webマーケターの採用が難しい理由は以下のようなものがあります。
①様々な業務領域が存在する
②スキルレベルに幅がある
③母数が少ない


①様々な業務領域が存在する
上段でも述べたように、一概にWebマーケターといってもその中には様々な業務領域・経験があります。
自社でのWebマーケター採用や、業務委託での参画を考えた場合に、自社に必要な人材の定義ができていない場合は、採用ターゲット外からの応募が集まったり、なかなかターゲットにアプローチが上手くできなかったりと、採用活動が上手く進まないという事態を引き起こしてしまいます。
Webマーケターの採用が必要となった場合には、どのような業務を任せて、どのような貢献をしてもらいたいのかをしっかり定義してから進めましょう。

②スキルレベルに幅がある
Webマーケターは、ある意味名乗れば誰でもなれてしまう職種でもあります。個人でSNSを運用したり、少し触ったことがあるという場合でも、Webマーケティングに関わったことがあるという形になるためです。
自社で任せたい領域が決まった後で、それを任せることのできるレベルを持った候補者をしっかりアサインできるかどうかも重要となります。
自社での期待値と、候補者のスキル感のすり合わせに失敗してしまうと、採用した後でミスマッチが起こってしまいます。
なので、自社に必要な専門性とスキルを持った候補者を見抜くためには、Webマーケティング(できれば同領域)に詳しい人材のレベルチェックをすることが望ましいです。

③母数が少ない
②の要素とも少し関連しますが、領域によっては自社の要件に当てはまる候補者の母数が少ないということもよく起こります。
専門性と経験を持ったWebマーケターの数はまだまだ少なく、自社の業界経験や、ピンポイントな業務経験を必要とする場合には、そういった人材の人気度は高く、採用が難しくなります。
自社の求める人材の居場所を探し、SNSなどを通したソーシャルリクルーティングや、人材マッチングプラットフォームなどを使うことによって、効率的に候補者にアプローチをすることが重要となります。

Webマーケティングを外部人材に任せる

次に、Webマーケティングを外部人材に任せる際のメリットとデメリット、注意点を解説します。
 

Webマーケティングを外部人材に任せるメリット

Webマーケターを業務委託として採用し、自社で任せる際のメリットは以下です。

①専門性が高いため、改善に寄与してもらえる
②ノウハウを共有してもらい、インハウス化の一助になる
③限定的な領域にのみ関わってもらうことで、市場価値の高い人材でもコストが抑えられる

上記がWebマーケターの業務委託を採用することのメリットです。
業務委託人材の専門性は高く、上手に参画してもらうことで、それまでは自社になかったノウハウやスキルによる成果の向上が見込めます。
また、正社員として採用した場合には市場価値が高い人材であったとしても、参画してもらう時間や領域を調整することによってコストを抑えることができます。
例として、年収720万円(月60万円)ほどの人材であっても、広告運用のみ、週2日ほどの参画であれば、月24万円ほどのコストで採用ができます。

自社にないナレッジや、即戦力が必要な状況では業務委託人材の採用は効果的な一手なので、ぜひ検討してみましょう。
 

Webマーケターを外部人材に任せるデメリット

Webマーケターを業務委託として採用し、自社で任せる際のデメリットは以下です。

①契約した時間によってはリソースが不足する
②コミュニケーションの齟齬が起きる可能性がある

上記がWebマーケターの業務委託を採用することのデメリットです。
業務委託の方に関わってもらう上で、あらかじめ領域やリソースを定義していないと、担って欲しい業務に対してリソースが不足してしまう場合があります。
また、フルリモートや準リモート的な関わり方をする業務委託の人材も多いため、コミュニケーションを上手く取らなければ齟齬が起きてしまい、業務が履行されづらくなるといったリスクも産まれてしまいます。

業務委託人材の受け入れやオンボーディングは、正社員のものとは異なるといった認識で考えましょう。人材にとっても自社にとっても、リスクややりづらさのない環境を作ることが、外部人材の能力を最大限発揮してもらえる鍵になります。
 

Webマーケティングを業務委託する際の注意点

外部人材を採用する際のデメリットを予防するために、以下のようなポイントに気をつけながら業務委託人材の採用・受け入れを進めましょう。

・採用要件を明確に
・業務範囲を明確にする
・コミュニケーションを積極的に取る
・ゴール設定を明確にする
・トライアル期間を設ける

期待値のズレや正当な評価のためにも、上記に気をつけながら人材の採用を進めましょう。
 

フリーランスの活用事例

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最後に

今回はWebマーケターを業務委託で採用する際のメリット・デメリット・ポイントについて解説しました。WAUWでは、現役のデジタルマーケターがスキルチェックをし、マッチング精度高くプロ人材をお客様に紹介させて頂いています。

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