D2Cとは、「Direct to Consumer」の略で、”消費者に対して商品を直接的に販売する仕組み”のことを指します。すなわち、自社で企画・製造した商品を、ECサイトなどの自社チャネルで販売するモデルのことです。
一般的に企業は、自社商品を小売店に並べて販売するケースが多いです。
わかりやすい例で例えると、
iPhoneは、Apple Storeなどでも直接販売されていますが、
実際販売されているのは、docomo、au、SoftBankが大半です。
このように、自社商品を販売するためには、他社を介して売るケースがほとんどです。
ところが近年、自社商品を他社を介さずに自社チャネルにて直接販売するケースも目立っています。最近ではアパレルや美容関係などが、D2Cを展開している企業としては多いです
D2Cは近年注目を集めだした言葉ですが、新しい業態というわけではありません。
昨今注目を集めているD2Cは、デジタルでデータやサービスを提供する業態や企業を指すものではなく、アパレルなど実体のある商品を提供する企業です。
これまで商品を一般消費者の手に届けるためには、複数の他社が介入する必要がありました。しかし、
ユーザーの状況の変化、
・スマートフォンの普及
・SNSの爆発的な隆盛
・ユーザーが感じる価値の変化
上記の変化により、オンラインモールを介さずとも、データや自社へのセッションは増えてきたので、他社を介する必要がなくなってきました。
実体を持つ商品を扱う業種において、「自分たちで作って自分たちで売る」といった形態をとっているため革新性から注目を集めているといえます。