平成30年1月、厚生労働省により副業・兼業の促進に関するガイドラインが出来ました。これは、企業や社員が現行の法令のもとで、どのような事項に留意すべきかをまとめたものです。さらに、企業も社員も安心して副業・兼業を行うことができるようルールを明確化するため、令和2年9月にガイドラインが改定されました。このガイドラインを元に政府も、副業を推進しています。また、今後は働き方を選ぶ環境を作る必要があるとの考えがあり、副業・兼業は、新たな技術の開発、オープンイノベーションや起業の手段、そして第2の人生の準備として有効とされているとのことです。副業する目的は主に3つ挙げられます。
キャリア形成ができる
自己実現を追求できる
所得が増加する
上記3つの理由について確認していきましょう。
1つ目は、副業を始めることでキャリア形成ができることです。副業は、離職する必要がなく、別の仕事に就くことが可能のため、スキルや経験を得られます。そのスキルや経験は、本業でも活かせることが出来たり、キャリア形成へ大きな影響を与えるのではないでしょうか。また、副業をすることにより、副業で得た人脈やスキル経験が、個人の成長やスキルアップにつながり、それが本業で役に立つことも予想されます。
2つ目は、自己実現を追求できることです。既に行っている仕事の所得を活かして、自分がやりたい副業に挑戦できます。例えば、起業をすることや、新しいサービスを開始することです。起業をすることを目標に現在の仕事を続けている方もいるのではないでしょうか。このように自分にとって、夢だったことに挑戦することも可能です。
3つ目は、シンプルに所得が増加することです。今、働いている時間にプラスして副業を始めるため所得が増えるのは当たり前です。年金問題もあり、政府は老後の生活のことも考えて副業を勧めています。
とある副業するマーケターの1日をご紹介します。
06:00 起床
06:30 ランニング
07:30 カフェ移動
08:00 インプット
09:30 定例会議
10:00 広告クリエイティブ作成
12:00 昼休憩
14:00 マーケティング戦略打ち合わせ
15:00 MAツールメンテナンス
17:00 コンテンツ制作
18:30 終業、帰宅。
20:00 副業 コンテンツ制作
23:00 就寝
本業は8時間勤務、副業は2時間~3時間程度と、
比較的無理のないスケジュールになっています。
フルタイムの仕事をしながらフリーランスの仕事に取り組むと、ワークライフバランスが大幅に悪化することがあります。両方の仕事のバランスを取るのは大変ですが、上手に計画を立てていけば大丈夫です。フルタイムの仕事とフリーランスの仕事を同じ時間帯にすると、ミスが起こりがち。ですから、この2つの世界の間に境界線を引くことが、バランスを取るコツです。あなたは、フルタイムの仕事の雇用主に対して、最高のパフォーマンスを約束します。フルタイムの執務時間中にフリーランスの仕事をすると、どちらの仕事の質も低くなります。オフィスのランチタイムやその他の休憩時間は、むしろ、リフレッシュするために使いましょう。そうすれば、フリーランスのプロジェクトに取り組むエネルギーが湧くはずです。
●両方の作業(本業と副業)を同時間帯にしないようにする
●オフィスではフルタイムの仕事に100%コミットする
●無理だと思うフリーランスの仕事は必ず断る
●別のフリーランサーと組んで役割分担する
●本業があるうちはプロジェクトの数を絞る
●クライアントとの期待値を明確にする
上記が副業をする上で気をつけるべきことになります。
上記の注意事項を守れば、フルタイムで働きながらフリーランスの副業を続けることができます。燃え尽き症候群になった気がするときは、決まった間隔で計画的に休憩を取り、心を充電してリラックスしましょう。
本業と副業を両立するには、時間を上手に使うことが重要となってきます。副業は本業に支障をきたさないということが前提ですから、まず副業は本業のない日に行うというスタンスでいるのが賢明でしょう。慣れてきたら、本業を効率よくこなし、平日でも副業が行えるような働き方を目指します。特にセミナーや勉強会の講師、語学レッスンの講師などを行いたいと思っている方は、平日に通いたいと思っている受講生を集めるためにも、平日開催したいところです。そのためにも、1週間の中でも木曜日だけは副業のために定時で帰ると決めて、1週間のスケジュールを組むなどと習慣化し、本業をうまくコントロールできるようにしましょう。
もちろん、本業と副業を両立させるためには、健康でいることが大前提です。ダブルワークはどうしても自分の時間が削られてしまいます。食事と睡眠だけは何としても死守するという強い意思を持っていることも必要でしょう。本業がデスクワークなら、体を動かす仕事を副業に選ぶことで運動不足を解消したり、自分の興味のあることや好きなことを副業にすることでストレスを減らしたりという工夫も大切です。
上記の内容を参考にして、上手に本業と副業を両立していきましょう。
今回は、本業と副業のバランスについて解説していきました。
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