複業・副業コラム

副業の税金関係はどうすればいい?~やり方を徹底解説~

2021.11.17
かつて企業では原則NGだった「副業」。しかし2018年1月に厚生労働省はモデル就業規則を改定し、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という労働者の遵守事項を削除。新たに「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」としました。さらに、企業側も労働者側も安心して副業・兼業を行うことができるように「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。これにより、徐々に副業を解禁する企業が増え、副業をステップにしてセカンドキャリアを描こうとする人も増えてきました。しかし、実際に副業をするとなると、どのように始めれば良いのでしょうか。また、確定申告など税金の部分も気になるところです。そこで、副業にまつわるお金のアレコレについて詳しく解説します。
副業の定義と種類とは?

なんとなく本業とは違う、サブ的な労働形態をイメージする「副業」ですが、実際にはどういったものを指すのでしょうか。

副業の定義は?

副業とは、基本的に「本業以外」で収入を得ることを指し、必ずしも「労働」が伴うとは限りません。複数の収入を得る方法を表現する言葉はいくつかあるので、それらの違いをご紹介します。

  • 副業
    本業よりもかける労力や作業時間が少なく、収入も少額です。空き時間を利用したサブ的な稼ぎ方で、アルバイト、在宅ビジネス、内職、または株式投資などが代表例として挙げられます。

  • 複業
    2つ以上の企業に従事する働き方で、給与を複数箇所から受け取ります。どれが本業かを区別せずに、複数のプロジェクトや案件を掛け持ち、すべてプロ意識をもって対応します。

  • 兼業
    兼業は企業に雇用されながら、別で起業して自ら事業を持つ働き方を指します。どちらが本業か区別をしません。厚生労働省のガイドラインでは、複業の意味をも含む「複数の本業に従事する状態」を指す言葉として用いられています。

  • パラレルキャリア
    収入の基盤となる本業と並行して、第2のキャリアを築くための活動を指します。パラレルキャリアは、誰かの役に立つ形へと育てていく過程にあるため、複業・兼業となる前の段階で、収入はゼロというのがほとんどです。

副業の所得について

アルバイトなど雇用契約以外の副業は「雑所得」に該当する場合がほとんどです。基本的に給与所得者が空き時間に利用して得る収入額は「雑所得」に分類されます。しかし、同じ稼ぎ方でも、副業の営利性(収入規模)や事業継続性などが認められる場合は、「事業所得」として申告でき、赤字になったときや控除の面でいくつかメリットが生まれます。

在宅勤務時間も増えた昨今、なくなった通勤時間分を副業に充てればちょっとしたおこづかい稼ぎになります。しかし初めて副業に挑戦する人はどのように始めれば良いのでしょうか。参考までに、以下のようなステップをご紹介します。  

1.勤め先の就業規則を確認する

まずは勤め先が、副業を許可しているかどうか就業規則を調べましょう。会社によっては特定の業務、業種のみ許可するケースや、事前申請が必要な場合もあります。規則に違反した場合は、解雇や懲戒といったペナルティを課されることもあるので注意しましょう。

2.副業の目標を決める

目標が定まっていないと、本業が忙しいときや体調を崩したときなど副業する意義を見失って、途中で挫折してしまう可能性があります。副業を始める前に、「2万円稼いで洋服代にする」「年1回の旅行資金を貯める」「住宅ローンの繰り上げ返済」など、目標を明文化しましょう。くじけそうなときに目標に立ち返れば、モチベーションを保つことができます。

3.空き時間を確保する

副業はプライベートの空き時間を充てますが、本業が忙しく、そもそもプライベートの時間を確保できないと、副業に従事できません。始業前の朝活で、終業後の1時間、土曜日など、無理なく続く範囲で、副業時間を捻出しましょう。

4.従事する副業を決める

副業の形態はさまざまですが、大きく分けて4種類あります。自身の目標やライフスタイルに、どれがマッチしているか想像してみましょう。

①時間労働型

アルバイトや代行業など、働いた時間分だけ収入を得ることができ、単純にお金を稼ぎたい人に向いています。ただし単価が安い傾向にあるため、月に稼ぐことができる金額はおこづかい程度です。

②成果報酬型

成果に応じて報酬が支払われる働き方で、自分のもつスキルや専門的知識を活かすことができます。コンサル業やWEBライティング、プログラミングなどが代表として挙げられ、今後のキャリアを見据えたうえで副業を行いたい人におすすめです。

③ビジネスオーナー型

自身で制作した作品を販売して報酬を得る方法で、ハンドメイド作品の販売以外にもYouTube、ブログなどでの発信もこれに含まれます。趣味の延長線で気軽に始めることができ、成果次第では起業に至る人もいます。

④投資型

株式や不動産投資、暗号通貨(仮想通貨)・FXなどの売買も、副業に含まれます。元手資金さえあれば、すぐに始めることができますが、リスクが伴い、場合によっては資産を減らしてしまう可能性もあるので注意しましょう。

 

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副業の確定申告の方法を解説

確定申告とは、1年間で生じた所得に対する税金を計算して、翌年に税金を納付する手続きをさします。会社からお給料をもらっているサラリーマンの場合、基本的には年末調整によって所得税が精算されるので、確定申告は必要ありません。ただ、副業をすると場合によっては確定申告が必要になります。ずばり、副業を行うサラリーマンが確定申告を必要とするケースは、会社からもらっているお給料とは別に副業などで得た所得が20万円を超える場合です。アルバイト雇用で、正社員じゃないから無関係と考える人もいるかもしれませんが、そうではありません。所得があるすべての人が、納税の義務確定申告や年末調整で「正しい収入」を申告する必要があります。条件を満たす場合は副業で得た所得を整理し、確定申告書を作成・提出する必要があります。申告内容に基づいて「所定の税金を支払う」または「払いすぎた税金が還付金として戻ってくる」までが確定申告の流れです。いきなり確定申告が必要と言われても、どうしたらいいのかわからないですよね。そこで、副業で確定申告する時のイメージがわかりやすいよう、スマホで確定申告をする際の手順一例を紹介していきます。スマホで確定申告する方法は、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」の2種類があります。マイナンバーカード方式では、マイナンバーカードだけでなく、マイナンバーカードが読み取れるスマホ(パソコンで申告するならICカードリーダライタでも可)が必要です。マイナンバーカードは発行に最低でも1か月かかることがほとんどですので、マイナンバーカードを持っていないけれどスマホやパソコンから申請したい人は、税務署に行く必要はありますが即日発行できるID・パスワード方式で申請しましょう。確定申告そのものは電子申告(e-Tax)にこだわりがなければ、所定の用紙に手書きの提出でも問題ありませんが、e-Taxだと計算を自動で行ってくれるので初心者向きとも言えます。マイナンバーカードに読み取り対応しているスマホはiPhone7以上などさまざまで、「マイナポータルのサイト」で確認ができます。すでにマイナンバーカードと、マイナンバーカード読み取り対応端末があれば、マイナンバーカード方式で申請しましょう。国税庁によると、ID・パスワード方式のe-Taxはマイナンバーカードが普及するまでの一時的な手段とのことです。マイナンバーカードにはe-Taxやマイナポイント以外にも健康保険証連携など便利な機能が備わっていく予定です。もしまだマイナンバーカードを手にしていない人は、今から提出する分には間に合いませんが、今後に備えて早めに取得しておきましょう。

スマホでの確定申告のやり方をざっくりまとめると、以下の4ステップです。

【準備】スマホでログインするための下準備(マイナンバーカード or IDパスを用意)

【計算】売上や経費ごとの合計・控除に必要な書類や源泉徴収票を用意する

【申請】スマホのブラウザでe-Tax申請手続き

【納税】所定の手続きで納税(還付の場合は口座を指定して完了)

ここでは給与所得とは別に副業(雑所得)があり、税金をコンビニで支払う前提で、もう少し細かく手順を追っていきましょう。

  1. 【ID・パスワード方式の場合】税務署で「ID・パスワード方式の届出完了通知」を発行してもらう(即日発行・無料)
    【マイナンバーカード方式の場合】マイナンバーカードと読み取り対応のスマホ、利用者証明用電子証明書のパスワード、署名用電子証明書のパスワードを手元に用意

  2. 必要書類を準備(給与所得の源泉徴収票、副業に関する所得の⾦額計算表など)
     

  3. 確定申告書の作成コーナーにブラウザでアクセスし、「作成開始」をタップ
     

  4. 利用規約を確認し、同意
     

  5. 申告内容に関する質問に回答
     

  6. 「給与所得」「雑(その他)」など該当する所得にチェック
     

  7. 提出方法で[e-Tax(マイナンバーカード方式)]or[e-Tax(ID・パスワード方式)]を選択
     

  8. 【ID・パスワード方式の場合】利用者識別番号・暗証番号を入力
    【マイナンバーカード方式の場合】アプリを立ち上げ、カードを読み込み

  9. 所得の種類「給与所得」を選択、源泉徴収票の内容を入力
     

  10. 所得の種類「雑(その他)所得」を選択、副業に関する所得を入力
     

  11. 支出に関する控除を入力(医療費控除やふるさと納税等)
     

  12. 本人や親族に関する控除を入力(扶養控除等)
     

  13. 住民税等に関する事項を入力([給与から差し引き]or[自分で納付]を選択)
     

  14. 自動計算された納めるべき税金を確認し、「コンビニQR納付」を選択(※還付の場合は還付金を受け取る口座を指定)
     

  15. 本人情報等の入力
     

  16. 送信前の申告書のイメージを確認
     

  17. 【ID・パスワード方式の場合】パスワードを入力
    【マイナンバーカード方式の場合】アプリでカードを読み込み、電子署名を行う

  18. 申告書データを送信
     

  19. 送信結果を確認、受付番号を控える
     

  20. 申告書のデータをスマホで保存
     

  21. 確定申告書の作成コーナー内に今までの入力データを保存(来年の確定申告で活用可能)
     

  22. 保存した申告書に記載されたQRコードをLoppiかFamiポートのあるコンビニで提示して納付(※控除で税金が還付される場合、経費や控除で税金が相殺された場合は支払いは不要)

今回は、副業の税金関係について解説していきました。

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